Opaque Signals
2014年
漆、電子玩具Furby、テレビ、蛍光灯、鉄
サイズ可変
2013年度京芸展に出展。
電子玩具「ファービー」を回転する箱の中に入れ、箱の表面にはファービーのセンサー(触覚・音・振動・水平)が張り巡らされている。また、電磁波を感知して動作するよう改造が施されており、箱の先端に取り付けられた端子が蛍光灯やテレビの電磁波を感知して、ファービーの動作速度が変わる。
来場者が箱を回転させることで中のファービーが反応し、隣のテレビモニタが中の様子をライブで映し出す。箱の中は艶をあげた漆塗りで、暗闇の中に光り動くファービーの目を鏡合わせのように反復する像として映し出す。
信号の入力・出力についてテーマにし、両者の関係性を限りなく不透明にすることで、特定の動作を通して無意識のうちに鑑賞者が機械の人形とコミュニケーションを取るという滑稽な場面を作り出す作品。鉄の枠で覆われた箱に閉じ込められ、一見ファービーは拷問を受けているようにも見えるが、ファービーは「撫でる」「くすぐる」「話しかける」などの信号に変換して受容するので、どんどん性格が良くなる。
This is a mixed media work that consist of rolling box and television monitor. Three Electronic toys“Furby” are shut in the box, and the monitor show inside the box where is only glitter Furby's eyes. Furbys are modified, baring Furby's sensor out of the box. Through rolling and touching the box, Furby mistake to receives the signal for inverted,stroked, tickled and spoken. Its theme is signal's input and output,and Ando tried to make the relationship between viewer to Furby unconsciously.